Technical Support
業務紹介
最先端手法を用いた非線形解析
既存ソフトウェアを用いた非線形解析
Technology
解析手法の概要
高強度材料・合成構造・周辺地盤への展開
損傷を有する構造物への適用
DuCOMとの統合化
Examples
受託業務例
解析適用例(研究事例)
出力図例
Theoretical Basis
学術書籍 & 論文

業務紹介

鉄筋コンクリートの非線形構造解析は,近年大幅な進歩を遂げており,設計実務においても補助ツールとして活用されつつある段階に到達しております.使用目的は,技術者のクリエイティブ業務をサポートすることにあります.

数値解析を適用することの利点としては,構造物の非線形応答や損傷状況を知覚的・感覚的につかめること,パラメーターを変化させることにより各種要因の影響度合いを確認できること,載荷実験等では把握することが難しい部位ごとの応答を数値情報として得られること,などが挙げられます.

また,近年,性能照査型設計法の導入が進められており,特に耐震の分野では,構造解析手法を設計/照査に活用できる環境整備が進められています.

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構造解析サービスのイメージ図


しかし,非線形構造解析は,例えば以下のような理由から,その高い潜在能力と可能性にもかかわらず,広くかつ正しく普及されるには至っていないのが現状です.

様々な種類の解析手法がある中で,利用目的にあったツールの選択がなされていない場合がある.
要素分割などによって,解析結果が大きな影響を受ける場合がある.
解析手法は,まだまだ開発途上にあるもので,現時点では決して万能ではないこと.

解析手法が高度化すればする程,ユーザーの経験と解析手法に対する理解によって,得られる解析結果の精度が左右されるとともに,引き出しうる情報量が変わってくることになります.解析ツールの販売形態によっては,ユーザーと解析ツールの開発者との接点が少なくなってしまい,意向が反映されにくい場合も起こり得るのが実情であると推測されます.また,例え解析手法が万能ではなくとも,補助ツールとしての使い道が十分あると我々は考えています.

コムスエンジニアリングでは,このような問題点をクリアーすることを目的として,RC構造物の非線形解析業務の受託と技術サポートを行っております.当社取り扱い業務の最大の利点は,以下の3点に集約されます.

世界的にも,最先端を行く有限要素非線形解析ツールを用いること.
当該解析ツールを開発している,技術チームと直接提携することによって,リアルタイムで最先端の技術情報を交換できる環境を整備していること.
受託した解析業務は,解析ツールの開発と検証に携わることによってトレーニングを積んできた研究者が行うこと.

具体的には,2通りの方法によって,非線形解析業務の受託と技術サポートを行っております.

(1) 最先端手法を用いた非線形解析
研究分野における最先端の非線形解析技術(非売品)を駆使して,解析業務にあたります.解析ツールには,東京大学工学部社会基盤学科コンクリート研究室で開発されたものを使用するとともに,計算実行はコンクリート研究室の博士修了生が行います.
(2) 既存ソフトウェアを用いた非線形解析
(株)フォーラムエイト様より販売されている,Windows版「UC-win/WCOMD」と「UC-win/COM3_Fiber」を使った解析業務,およびそれに関連する技術サポートを行います.

保有する解析ツールとその特性を活かした適用には相応の経験と自信を有しており,サポート業務の使用用途に応じて,コストパフォーマンスに優れたサービスを提供できるものと紹介させて頂いております.

御意見・御要望や御質問等がございましたら,お気軽にお問い合わせ下さい.



お知らせ

非線形構造解析ツール「COM3」の市販版ソフトウェアが,DuCOMS様から販売されることになりました.詳しくは,リンク先ホームページを御覧下さい.